前の記事に書いたとおり、FF6の音楽で僕はティナのテーマが好きなんです。崩壊前のフィールドで流れる曲。切なくも壮大な広がりを感じさせるまさにフィールドにぴったりの曲で、数あるRPGのフィールド曲の中でも一番好きな曲かもしれません。
そんな曲なのでこれまでも弾きたいと思ったことはあったのですが、なぜかうまく弾けない。ミドルテンポで難しい曲ではないはずなのに、音を拾ってピアノで鳴らしても「なんか違う…」感が解消しないのです。
今日それが解消しました。
この曲は、ベースとスネアドラムが「ダ・ダ・ダ・ダダダダ・ダダダダ・ダ ダ」と同じリズムを刻むのですが、そのリズムが一番大事なのでした。
つまりこういうことだ。
— リハビリピアノ (@rehabilipiano) 2024年2月12日
このリズムがあるのとないのでは、曲の雰囲気が全く違って、ただの切ない感じになってしまう。このリズムこそが、ティナの意志の強さを表す曲の屋台骨なのだ。
左手はベース&スネアがなかったので、ベース&ライドシンバルで。 pic.twitter.com/UqejItKwW3
この拍の取り方を今まで真剣にコピーしてなかった(ダダダの部分の連打がきつくてまともに弾けなかった)ので、メロディの切ないだけのちょっと平凡な感じの曲に聞こえてしまっていた。YouTubeでもいくつか演奏動画を見たけど、このリズムを再現している動画はあまりなく、「なんか違うな…」と思っていました。この曲のテーマが使われている「目覚め」に近い感じで、「ティナのテーマ」の壮大さや希望を感じさせる力強さが出ない。
真剣に向き合えば発見がある。そして、弾きたいと思った曲はなんだって弾ける。まだまだ左手が慣れないし、この続きの展開も練習しないといけないのですが、僕がこの曲をかっこいいなと思うツボは押さえられたような気がします。
あとバッキングの楽器が何かよくわからなかったけど、バンジョーで弾いてみたらイントロはそれっぽくなった。
— リハビリピアノ (@rehabilipiano) 2024年2月12日
このバッキングがちょっとだけベースと鳴るところが違うのだ。 pic.twitter.com/FMcs1I8mAp