chrysalisysのリハビリミュージック

好きな音楽について語ったり弾いたりします

DELTARUNE / Hip Shop

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デルタルーンの Hip Shop という曲が好き過ぎて繰り返し聴いている。タイトルの通りこのふざけた男が店番をするお店で流れる曲で、ストーリー的には重要ではないんだけど、こういうなんでもない場面で突然良曲が流れて持っていかれてしまうのがデルタルーン。

 

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Luke Pickmanのアンダーテールとデルタルーンのカバーは極上。このOMNI CHORDという謎楽器が欲しくなってしまいました。

 

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これも良き。DJ Cutman氏の原曲を活かした控えめながらツボを押さえたアレンジ。なんかこのお店のミミズみたいなのが入った瓶が気になるんですよね。なんだろう、これ。

 

いつか僕もコピーしたいものです。

 

UNDERTALEの好きな曲(3曲)

今更ですが最近UNDERTALEにどっぷりハマって、関連のコンテンツを漁ってばかりいました。そうこうするうちにインフルに掛かってしまいしばらく寝込んでいたのですが、ようやく快癒して療養中寝溜めした効果か妙に体が元気でハイになった勢いでこのエントリを書いている次第です。

いやーUNDERTALE、マジで面白かったです。やってない人は是非やってみてください。ゲームの世界にここまでどっぷりと浸かる体験をしたのはいつぶりだろう。MINECRAFT振りの衝撃でした。

しかし世の中には知ろうとしなければ知らないままのスゴいコンテンツがたくさんあるんでしょうね。面白いゲームや映画、アクティビティ。知らずにいても特には困らないけど、なるべくなら触れたいものです。

UNDERTALEは世界観が優しい。優しいだけじゃないんだけど、優しい世界に浸かっていたければそのまま過ごすことができる。僕は20代の頃に「幸せとは、心の平穏である」という悟りの境地に達しました。どうして誰もがその次(Gルート)を欲しがるんだろう?

年齢を重ねるにつれ音楽というものを物語の付随なしでは楽しめなくなってきた僕にとって、UNDERTALEの音楽は控えめに言って最高でした。とくにお気に入りの曲は、"It's Raining Somewhere Else(今日もどこかで雨が降る)"。

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ネタバレにつながる具体的な話は書かないほうがいいと思うので避けますが、この曲、ゲームの中ではほんの少ししか流れないんですよね。1イベントのみ。正確には他でも流れる場所もあるみたいですけど、僕は1回しか聴いてません。UNDERTALEはこの曲だけじゃなくてそういうピンポイントにしか使われない曲が結構あって、どれだけ妥協知らずなんだToby Fox。ベタベタなセブンスとディミニッシュコードで構成された曲なんですけど、これが僕のツボなんです。今練習してるので早く弾けるようになりたい。

次は"Snowy(雪景色)"。マザー・シリーズの「スノーマン」や、スターダンスの「雪原で佇んで」など、雪国で流れる曲に名曲が多いのは何故でしょう。

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最後は、"ruins(遺跡)"。どこか懐かしい感じのサウンド聖剣伝説2っぽいのかな。

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個人的にこの曲が流れる場面で発生するイベントが全般的に好きなんですよね。音楽も1:00辺りからふわっと長調になるところが優しくて好き。

他にも良い曲がたくさん、というか良い曲しかないんですけど、1時過ぎる前に寝ないとまずいので今日はここまでにします。

皆さん、UNDERTALE、もうやった?やってない人は是非やってみてね!
僕はこれから続編のDELTATUNEをやろうと思います。

 

chrysalisys

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お久しぶりの更新です。特にブログのネタがないので、自作曲と共に自分の人生について少し書いてみようと思います。20代前半の頃、僕はインターネットでMIDIflickという作曲ソフトに出会い、いくつかの曲を作りました。この曲はそのうちの1つです。

MIDIflickは本当に素晴らしいソフトで、五線譜を使わず音を並べる感覚で作曲ができるので、頭の中に流れている音楽を直感的に形にできたのです。さらに、このソフトを作って作曲した曲を投稿できるFlontDoorというサイトがあり、そこで僕のような素人でも曲を投稿したら感想をもらえたり、そのサイトで出会った人たちと合作して曲を作ったりしました。その頃のことはとても濃く甘く楽しかった記憶として残っています。

この曲はもともとchrysalis(さなぎ)という当時好きだったボサノヴァ調の曲だったのですが、FlontDoorで出会い、今でも親交のある遠いそらの雨さんがドラムをつけてタイトルも素敵にアレンジしてくれました。そうして雨さんとのユニット「雨中工房」名義のchrysalisysという曲が生まれたのです。僕はこの曲とタイトルがとても気に入って、以降ずっとハンドルネームに使わせてもらっています。

もう1曲、これは雨さんが同曲をさらにエレクトロにアレンジしてくれた、chrysalisythという曲です。聴きどころは後半のエレピソロ。雨さんはジャズの造詣があり、僕に素敵な曲やミュージシャンをたくさん教えてくれました。

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僕は大学を卒業して就職し、社会に適応するのに苦労していました。周囲にうまく馴染めなかったりして、行き場のない思いを音楽にぶつけていたように思います。いくつかの曲を作って、そのうちに、僕は自作曲を演奏するバンドを組みたくなりました。

僕は大学時代に軽音部に属していたことがあり、それはあまり馴染めずにすぐにやめちゃったのだけれど、幸運にもその頃に知り合ったメンバーを誘ってバンドを組むことができたのです。

とは言っても普通にサラリーマンだったのであまり練習はできませんでしたが、1〜2週間に1回、スタジオに入って練習し、ライブも何回かできました。平日仕事をやり過ごし、土日に音楽をやっているときだけ自分が生きている実感を得られているとまで思っていました。

これは当時組んでいた「さなぎスペクトル」というバンドでのライブ動画です。大昔のアカウントでパスワードも忘れてログインできなくなっちゃいました。

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その後子供が生まれてからはバンド活動する時間もほとんどなくなってしまい、30代はほとんど音楽から遠ざかったまま過ぎていきました。今ではなぜこんな曲ができたのか不思議に思うくらい、自作曲を作ることへの情熱みたいなものはすっかり失われてしまいました。

コロナの影響で在宅勤務が始まってからは、子供の頃好きだったゲームやJ-popの音楽を演奏する楽しみを知り、昔ほど肩肘張らずに音楽が楽しめるようになったと思います。ただ、やっぱり音楽は人と一緒にやるのが一番楽しいです。いつかまたバンドで演奏したいなと思いつつ、音楽へ思いを枯らさないように細々と好きな曲を演奏していきます。

 

 

くにおくんシリーズの曲(原曲比較)

気がつけば3ヶ月もブログを更新してなかった。短くても何かしら書くようにしていきたい。これもずっと弾きたかった曲なんですけど、ファミコンくにおくんシリーズの曲を最近練習しています。

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原曲はもっとドラムがバカスカ鳴っていて迫力があるのですが、いかんせん一人なのでこれが限界です。誰か、ドラムやってくれ〜。いえ、やってくださいm(_ _ )m。

原曲はこちら↓

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メトロノーム鳴らさずに弾いた割には結構リズムキープできたと思うんですがどうでしょう。

 

ダウンタウン熱血物語より、はせべの登場シーンとお店の曲。

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なぜかこの動画の視聴回数が伸びているんですが、プレステでダウンタウン熱血物語SPが今年の10月に発売するらしく、そのトレーラー動画の発表とたまたま重なったからと睨んでいる。(評価は低い。というか、無い)

原曲はこちら↓。

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はせべの曲は原曲の方がかなりテンポ速かったですね。ファミコンの曲って、思ったより速いことが多い。

 

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お店は無理やり原曲BPMを目指したけどやっぱり無理があって、最後ボロボロになりました。

 

なぜこの選曲かといえば、くにおくんシリーズはかっこいい曲が多いけど、ギター映えする曲が大半なので、あまり鍵盤で弾くのに適した曲は少ないのです。ダウンタウン熱血物語の「メインテーマ」ドッジボールの「対抗試合」など、超かっこいいけどサウンドがいかにもギターって感じで鍵盤では弾きづらい上、ギターで弾いてみた動画が結構上がってるんですよね。

 

僕はファミコンの名作をリアルタイムで買ってもらえなかったので、友達の家で友達がプレイしているのをただ眺めている切ない記憶とともに覚えている曲たちです。

 

【アンディーメンテ】スターダンスの曲(原曲比較)

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これはアンディーメンテのスターダンスというフリーゲームの戦闘曲「威風対決」という曲を演奏した動画です。

原曲は↓の1曲名です。ニコ動のコメントを見ても好きな人が多いようです。

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がんばって再現したんですけど、比較するとストリングスの音が短く切り過ぎで、改善の余地ありですね。。

 

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これは同じくスターダンスから「荒野」「戦士たちの黄昏」を演奏した動画です。原曲は上のニコ動の3曲めと2曲めです。ちょっと他にはないような独特な曲ばかりですよね。荒野は風の音を重ねてみたい。

 

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これは「雪原に佇んで」という曲です。かなりトリッキーな展開で音を拾うのに苦労しました。。

 

原曲はネット上で見つけられなかったので、たろきちさんのプレイ動画を貼っておきます。14:37から流れます。イベントの冒頭からゲームの雰囲気も感じていただければと思います。

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カンフーの初登場シーンですね。このカンフーが後に・・・

 

 

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「裏切りのカンフー」という曲。裏切るんですねー。この曲はゲーム内では本当にちょっとしか流れません。ボサノヴァ調のアンニュイな雰囲気がツボで、がんばってコピーしました。

 

こちらも原曲はプレイ動画から。といっても音がかなり小さい上、MIDI音源の違いでサントラとは音が異なります(上の演奏はサントラからコピーしています)。28:50から。

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最後は「素晴らしき女性アマンディーヌ」という曲です。

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アマンディーヌはスターダンスのお母さんです。この人は子供を不幸にするタイプの親という感じで、あまり良いイメージがありません(笑)。最後までちゃんとプレイはしたんですけど、その印象は拭えなかったなー。。

 

原曲はニコニコ動画にありました。1曲めです。

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この曲ピアノなんですけど左手のバッキングと右手のメロディが同じオクターブで鳴っていて、普通のピアノ1台では弾けないやつです。

 

スターダンスの曲は最初にツイッターで投稿した「威風対決」をアンディーメンテの公式アカウントがリツイートしてくださり、これまで経験したことがないようなたくさんの「いいね!」やリツイートがついて、たくさんの人に聴いてもらえた嬉しさとそもそも無断で下手くそな演奏をアップしてしまったという申し訳なさで激しく動揺してしまいました。

(その後、アンディーメンテ公式のじすさんに連絡を取りYouTubeツイッターへのアップロードの許可をいただきました。快く許可してくださったじすさんに感謝です。)

 

 

 

他にも「アケローンの丘」「夕暮れのステファニア」等いい曲がたくさんあるのでまた挑戦してみたいです。

この世に不変ということはない

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若かりし頃にブラジル音楽を聴き漁り、衝撃を受けた曲、ミルトン・ナシメントロー・ボルジェスの"Nada Cera Como Antes"。歌詞はポルトガル語なので分からないけど、エリス・レジーナが歌う英語詞のタイトルは"Nothing is gonna be like before"とつけられている。この世に不変ということはない、という方丈記のようなことを歌っているのかもしれない。

それまで知っていたどんな曲とも違っていて、特に1:19〜のコーラスから間奏の部分がたまらなく好きで、繰り返し聴いた。どんなコードになっているのか不思議で、いつか弾いてみたいと思っていた。数年前にインターネットでコード譜を見つけて弾いたものをYouTubeに上げている。この曲は殆ど日本では注目されていないので、いつか日本語に訳してバンドで演奏してみたい曲の1つだ。バンドを組みたいという気持ちがあるうちに組んでおくべきなのかもしれない。この世に不変のものは何一つないのだから。

 

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ウタカタ

今やノスタルジーに浸るためだけにかつて好きだったゲーム音楽ばかり演奏している僕ですが、若かりし頃はなんとオリジナル曲でアルバムを作ったこともあるのです。それがこれ、「ウタカタ」。2011年、28歳のときの作品。

 

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CD-Rに焼いて友達に配っていた。懐かしい。今でも聴いている人はいるかな、いないだろうな。劣化してボロボロになっているかもしれない。でも大丈夫、YouTubeにアップしたから。これなら半永久的にいつでも聴ける。主に聴くのは自分だけだと思うけど。

自分の曲を何回も聴くのは普通なんだろうか?よく分からない。そもそも、作曲をする友達がほとんどいない。だから、この感覚はだれかと共有できるかどうかよく分からないのだけど、自分の曲は不思議と心地良いのだ。なんというか、異物感がない。風邪をひいている時のOS-1のように、スッと体に吸収されていく感じがある。目に入れても痛くないとか、そんな感じだ。

そんな可愛い一人息子(もう兄弟を作ってやることはできないと思う)のこのアルバム、世に出て10年以上誰にもレビューされたことのないこのアルバムを、愛を込めて全曲レビューしてみたい。

1.泡沫

「うたかた」と読む。アルバムタイトルにもなっている曲。この音はパンフルートだったかな?くぐもった菅の音が抽象的なリフレインを繰り返す中で、音が少しずつ層を作って和音となり、ピアノとエレピが最初は恐る恐る、慣れるとじゃれ合うように旋律を形作っていく。なんだか始まりを予感させるこの曲ができたことでアルバムを作ろうと思ったのだった。

2.passage

とても可愛らしい、奇跡のような曲。人はアルバムの2曲目に最も聴いてもらいたい曲を置く、というのが僕の持論なんだけど、もちろん僕もその法則に従ってこのアルバムを作っている。つまり、この曲を一番聴いてもらいたいということだ。特に、中盤のピアノソロ。難しくもなんともないフレーズなんだけど、こんなチャイルディッシュな演奏はもう二度とできないと思う。

.atomos

このアルバムは、Roland RD-700sxという今も愛用しているキーボードで全ての録音をしている。RD-700sxにはいくつかの内蔵エフェクトがあり、面白いと思ったものを発見してはそれをモチーフに曲を作る、ということをやっていた。ここから続く曲は暫くそんな感じのもので、この曲はベースをスライスするようなエフェクトが面白くて作った曲だ。アルバムの中では珍しくビートを感じさせるが、全体的に不穏な空気(atomosphere)が流れている。

4.wave

波の音をモチーフに作った曲(そのまんま)。異なるエフェクトを掛けた2種類のピアノを弾いており、雨粒のようなエフェクトの音が気持ちいい。

5.7/14

いくつか録音した音をAudacityというソフトで編集して逆回転したり色々いじって作ったよく分からない曲。最後はどうしようもなくなってフェードアウト。

6.白

ウッドベースとストリングスで何かやりたかったと思しき曲。なぜかベースがcorcovadoを弾いているけど、恐らく当時好きでよく聴いていたブラジルのチェリストジャキス・モレレンバウムの影響かもしれない。

7.entropy

拡散したものが偶然生まれたアルペジオに収斂されていくところが気持ちよくてこのタイトルにした。

8.夏

このアルバムで一番エモい曲。歪ませた音が気持ちよくて、「フィネスのエンドレスサマーみたいだ」と思ってこのタイトルを付けた。全然違うけど。終盤にコードを鳴らすのはentropyから癖になって、次の曲まで続いていく。

9.陽の当たらない部屋

引きこもりの部屋で流れる時間のように、停滞したり逆戻りしたりする。とはいえ決して暗くはなく、どちらかといえば安全や癒しを感じさせる。

10.朝

やや破綻しているが、ギリギリ踏みとどまっている感じ。朝は現実の訪れで、甘い夢の終わり。夜更かしには寝不足という代償付き。これを書いている今がすでに夜明け近く、まさに現実を突きつけられる感じだ。